2020年3月の見た読んだ
【小説】
世界の中心、針山さん①
そう言えば全員主役の群像劇を書くのが上手い成田先生がはっきりと主役を定めてるのは珍しいんだろうな。主役が脇役…。
【漫画】
全巻揃える~~~。フォロワーが無料公開決まってからずっと読んで!って言ってたので読めました。
九印が被造物であり兄であると気づいてダメになってしまった。九印が一番好き…。
九印は兄だけど自覚ある兄ではないから、弟の幸せに自分がいなくてもいいし自分の役割が果たせているならそれでいいんですよね。
キリオは2回も九印がいつもいてくれたことを忘れるんだけど、それを咎めたり気にしたりもできないのが被造物で、愛おしいです。
九印はキリオを守れたならそれでいいとだけ言って散る。キリオに幸せになってほしいとさえ言わない。
それなのに最期の姿がピエロのように見えたの、祈りじゃないですか…。
ピエロは人を笑わせるもの…。九印、好きだ…。
【アニメ】
少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録
良い映画は何度みても良い。
ハーモニー
こっちも何度も見ている映画。劇場で見たときは帰り道ずっと泣いていた。
心を引っ掻く映画。
今月はそんなに読んだりできなかったな…。映画、見に行きたいですね。行けるうちに。この世界~は公開してる劇場が近くにない。
引き続き刀ミュを課題とします。つはもの。
2020年2月の見た読んだ
紙で書いたりしていたけど、一括で見れるところがあると便利だと思い、ブログをはじめて見ました。続いてほしい。
連載中、放送中の作品は完結してから載せます。リアルタイム感想はツイッターで良しとする。
色々ネタバレがあります。
【アニメ】
BACCANO!
配信が復活してくれて嬉しい。最近はやっとアニメの見方が分かるようになってきたので、この演出が好きだな~って言えるようになって楽しいです。
とりあえず一通り見たけど、ちゃんと脚本の意図を理解したいので、また見たい。
【映画】
CATS
ミュージカルを見たくなりました。良くも悪くもさらっとしていて、あまり覚えていない…。
配信で。
オードリーがたいへんかわいらしく、そしてお話が素晴らしかった…。気持ちいい脚本でした。名作は名作と言われるだけのパワーがあるんだなあとしみじみ思いました。
ジョジョ・ラビット
めちゃめちゃよかった…。このお話を見た後にあんなに爽やかな気持ちで劇場を出て行けるのすごい。アニメの見方を勉強しだしてから、画面の意図に気づけるようになって面白くて仕方ないです。
自死した総統がジョジョに吹き飛ばされて軽やかに飛んでいくのが痛快。
「この世界の片隅で」を思い出しました。「さらにいくつもの」はまだ見ていない。
【書籍】
短歌ください 君の抜け殻篇
たくさんの短歌が読めるのですが、投稿のものなので「常連」みたいな人がちらほらいらっしゃる。この歌好き!と思うとさっきと同じ人だった、ということがあり、好きな歌人さんを見つける楽しみもありました。
作品を知ったのが9月だったので2月に読み終わったら丁度半年でキリがいいなと思いながら、作品のパワーを受けるタイミングを図りかねて2月中は厳しいかなと思っていました。結局9巻からノンストップでのめり込めました。
読み終わり、ぽろぽろと涙が溢れて満たされた幸福な気持ちで本を閉じました。
この作品の全てを理解できていないし、噛み砕きかねているところもある。
しかし、今この作品を読み終わった後の幸福な充足感と桜の景色は本当だし、それを忘れずにいたいものです。
この感覚は輪るピングドラムやさらざんまいの最終回の後にも似ている。
3月はこの世界のさらにいくつもの片隅にを見に行きます。